「期待しない」で成果を出す!他人を動かすシンプルな法則

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こんにちは、島田(つぶやきはこちら)です。

先日、福島正伸さんの講演を聞いてきました。

有名な方なのでご存知の方も多いとは思いますが、人材育成や組織育成といった分野の専門家です。

分かりやすいところでいうと、スポーツ選手やチームのメンタル(心の)マネジメントをしているそうで。

で、今回お伝えしたいテーマはどうやったら人をやる気にさせることができるのか、ということです。

このテーマは以前、福島さんの講座の受講生の方から聞いていたのですが、やっとご本人から聞くことができたのでシェアしていきたいと思います。

というのも、職場、夫婦、親子、友人、ビジネス(取引先)、全ての人間関係がうまくいく基本は同じだからです。

ここからは福島さんの講演内容を踏まえつつ、僕なりの理解と活かし方を書いていきます。

(福島さんが仰っていることを忠実に書いているわけではない、という意味で。)

目次

人は他人に期待する生き物

先ほど羅列した人間関係の全てにおいて、人は他人が何かをしてくれることに期待しますよね。

職場だったら、上司は部下にいちいち指示しなくても自発的な行動をしてほしいと期待しますし、部下はもっと自分の成果が認められることや給料が上がることを期待します。

夫婦だったら、夫は妻に仕事をことは口出ししないでくれることを期待しますし、妻は夫がもっと家事育児に参加してくれることを期待します。

親子なんかより明確な相互の期待がありますよね。

親はこういうふうに育ってほしいと期待して、子は欲しいものを際限なく買ってくれることを期待します。

友人関係も、売り手と買い手で成り立つビジネスでも同じです。

そうそう、ビジネスだと期待の裏切り方によってはクレームにつながってしまいますよね。

要は、それを口に出すか出さないかを問わず、人は他人に対してお願いをしているということです。

そのお願いを口に出せば伝わりやすいのですが、人はどうも無言でお願いして、他人に期待しがちです(暗黙の了解という現象です)。

期待だけでは人は動かない

普段仕事や生活をしてて実感されていると思いますが、他人に期待しても思ったような行動をしてくれないことが多いかと思います。

では期待どおりに人を動かすにはどうすればいいのか。

もうお分かりかと思いますが、答えはシンプルです。

人を動かすなら期待をしたらダメ、なのです

期待したらしただけ期待通りにならないと言っても過言ではありません。

人を動かすには次の3ステップが必要になるので、紹介しますね。

見本▶︎信頼▶︎支援、です。

支援とは人をやる気にさせることだと思っていただければ。

つまり、人をやる気にさせるには、まず自分が見本になり、他人から信頼されるプロセスが必須だということですね。

福島さんの言葉を借りれば、「他人を変える一番良い方法は自分を変えること」という真理に辿り着きます。

自立的な行動を促すプロセス

ここからはもう少し、見本▶︎信頼▶︎支援を掘り下げていきます。

見本は完璧であれ、という意味ではない

これは福島さんからではなく、以前お弟子さんから聞いた話ですが、見本というのは完璧になっている状態を指しているわけではないでそうです。

完璧な状態ではなく、失敗はありつつも努力したり挑戦したりしている姿を見せることが大切だと仰っていました。

考えてみればスポーツだってそうですよね。

プロスポーツ選手でさえ試合中に大事な場面でミスしたり、技術や体格で相手に負けることはあります。

ですが、彼・彼女らがひたむきに練習して日々レベルアップしている姿を我々一般人は知っているからこそ、同じように練習して彼・彼女らを目指そうとするはずです。

逆に完璧な状態だと、それに至るまでの過程が見えないので遠い存在になり真似しようと思えなくなります。

ですので、繰り返しになりますが人をやる気にさせるための第一歩である”見本”は、努力したり挑戦したりする姿そのものを他人に見せること、だということです

信頼はあなたを受け入れること

信頼とは、一言でいうと心のつながりです。

あなたの言うことなら信じられます、という気持ちの受け皿が出来上がっている状態ともいえますね。

じゃあ信じてもらえれば、他人が無条件に行動してくれるかというと、それにはもう一段階必要になります。

「この人、言っていることは正しいんだけど、何だかやる気にならない」という状況は誰しもが経験したことがあるかと。

正論だけでは動かない、ということですね。

それでは意味がないので他人をその状況から引き上げることが大切になってくるということです。

結論をいうと、正論に加えて感情にアプローチしていきましょう。

つまり、「こんなに素敵な人の期待を裏切る自分は許せない」もしくは「裏切って見放されたら自分が損をする」という負の感情や、「この人に認められることが自分の幸せ」という正の感情が湧く人間関係の構築が必要になります

そのために重要なのは、もちろん見本の姿勢です。

そしてだからこそ、完璧な見本では意味がないのです。

努力したり挑戦したりしている人の人間臭さが、見ている人間の感情を刺激します

人は一歩先を”現在進行形”で進んでいる人の背中を追いたい生き物なのです。

経営も人をやる気にさせることが基本

先ほどはスポーツ選手の例を出しましたが、この話は院長先生とスタッフ、社長と社員という人間関係でも同じことがいえます。

ここまでお伝えしているとおり、まずは見本になることからですが、一番手っ取り早く見本になる方法は何かを継続すること、です

継続する難しさは誰しもが経験したことがあるので、その尊さを理解しやすいというのも理由のひとつです。

ただ、努力や挑戦の姿をいやらしく見せる必要はありません。

そういうのは意外と影から見られていますし、見られていても本人には伝わってこないことがほとんどなので。


大切なのは、スタッフや社員と年齢差や性別の違いがあっても継続することへの尊さは共通認識があり、ジェネレーションギャップは存在しないということです。

なので心置きなく”見本”の行動をしていただければと。

僕もこの記事で書いた内容を念頭において活動していきます。

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