はじめに
こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。
家で仕事をするフリーランスといえば、「ちゃんと集中できるか」という悩みをお持ちかと思います。
リモートワークが当たり前になった最近では、会社員であってもこの問題は常に付きまといますよね。
私もほぼ家にいながら仕事をしています。
双子(0歳数か月)で、まだまだ突発的に大人の手が足りなくなることがあるので。
とはいえ、最近は家で仕事ができるリズムが整ってきたので、今までの試行錯誤をツラツラ書いていこうかと思います。
子育てと仕事を両輪で、どちらも手を抜きたくない方は参考にしていただければ幸いです。
この2つのバランスの取り方についてはこちらのnoteもみていただければと。
仕事時間を宣言する
二兎追うものは一兎も得ず、になっていないか
子育てに参加したい人ほど、仕事と育児の時間の境界線を決めていない方は多いのではないかと思います。
仕事をしながら育児の人手が足りなくなったら適宜サポートするような関わり方です。
もちろん、パートナーにもそういうスタンスだと理解してもらっている前提で。
これはこれでうまく行かないことはないのですが、これだと育児と仕事の2つを追い求めてどちらも中途半端になってしまう恐れがあります。
理由は明らかで、文字どおり育児と仕事の時間が混在してしまっているからです。
どんなにマルチタスクが得意な人であっても、それは仕事のなかの話であって、育児と仕事だと使う脳も物理的な力も違うので切り替えが非常に難しくなります。
一回育児に参加してしまうと、あれもやりこれもやり、で終わりが見えなくなることもしばしば。
結果的に仕事ができずに、焦りながら育児をしなければいけないので、育児の楽しみが半減してしまう可能性も否定できません。
仕事の時間を宣言して切り替える
こういう場合、パートナーが許してくれるのであれば、仕事に集中する時間を決めて伝えることで育児と仕事のスイッチをうまく切り替えることができます。
大切なのは自分のなかで仕事の時間を決めるだけではなくて、パートナーにもしっかり伝えることです。
このメリットは2つあります。
- 自分の育児と仕事の時間を区別できる
- パートナーの心配を減らせる
ひとつ目はもちろん、仕事に集中する時間を確保することができるメリットがあるのですが、それ以上に切り替えができるというメリットが大きいと感じます。
「かわいい我が子にずっと付いていたい気持ち」と「仕事しなければいけない気持ち」との葛藤は誰もが経験しますし、案外これが仕事時間を食ってしまっていることもあります。
これを防ぐために、9時から仕事すると宣言しておくことで、9時から仕事をせざるを得ない状況をつくり出してしまうんですね。
自分の脳内だけで9時と決めていても、なんだかんだ甘えてだらだら時が過ぎてしまうので、対外的に宣言することが大切だということです。
ふたつ目のメリットとして書いたパートナーの心配とは、こちらの仕事を邪魔していないか、とか、こちらが無理していないか、というパートナー側の気配りです。
仕事時間の宣言をしないと、「本当はこの時間仕事したかったのかな」とか「どれくらい仕事時間が欲しいのかな」といった心配をさせてしまうことになるので、はっきりと伝えたほうがパートナーもやり易いのではないか思います。
実際うちはそのほうがうまく行っているという感覚があります。
外部の支援を利用する
理想は大人=子ども+1
特に新生児期は、子育てをするマンパワーとして、大人な子ども人数+1が理想的です。
子ども1人なら大人は2人。
子ども2人なら大人は3人。
といったように。
というのも、子どもの相手をするマンパワーとして、大人が1対1で対応するくらいが体力的に無理がないからです。
で、残った大人は家事や仕事をすると。
実際に生活していると、子どもの世話だけではなく、女性なら授乳の悩みなど自分の体のケアも必要になってくるので、あっという間に時間は経ちますし、体力もなくなります。
なので、育児・家事・仕事を分担していくためには子ども+1の労力が最低限必要だと思います。
頼れるものは頼る
マンパワーが両親や親族だけでは足りなければ外部の支援が活用できます。
その支援機関も、育児の支援をしているくれるところもあれば、家事の支援をしてくれるところもあります。
それぞれのご家庭の事情に応じて探していただければと。
また、病院からの指示書があれば補助が効きます(医師が補助が必要だと判断すれば書いてくれるものです)。
外部の支援が来てくれるタイミングで仕事をガッツリ進めたり、ゆっくり体を休めるたりすることができます。
ただし、家に他人がいるストレスを感じる方もいらっしゃるかと(全く気にしないご家庭は関係ありませんが)。
支援に来て下さる方との人間的な相性もありますし。
なので、状況にもよりますが頻繁に使えばいいというものでもないと、個人的には思っています。
訪問回数や頻度は支援機関と話し合いながら、適宜調整していくのがベターなやり方です。
休みを集中させる
休みは分散させない
上で紹介したnote(再掲します)でも触れましたが、仕事(オン)と育児・家事(オフ)の時間を毎日半々で確保しようとはせず、その日によってメリハリをつけることをおすすめします。
個人的には、一日のどこかでオフの時間を確保し続けることは結構至難の業なんですよね。
それなら休みの時間を集中させたほうが休みも取りやすいし、結果的に仕事もしやすくなります。
noteの記事では休み(プライベート)9割:仕事1割の日もあっていいと紹介しましたが、極端な話、これが10割:0割の日があってもいいかと思います。
その分仕事集中Dayはガッツリ仕事して、育児は最低限でなるべくパートナーに任せるといったように。
休みの決め方
そうは言ってもいつ休みの日にすればいいか迷うこともあるかと思います。
決め方は本人やパートナーの働き方や職業にも拠るとは思いますが、次のような方法があるのではないかと。
- 定期休みにする
- 大人の予定に合わせる
- 子ども予定に合わせる
定期休みはその名のとおり、毎週○曜日休み、毎月○日休み、といったようにカレンダーに任せてしまう決め方です。
とてもシンプルですし、自動的に休みを決められるのでもっともやり易いのではないかと思います。
そうではなく、柔軟に大人の予定に合わせるのもアリかと。
子育てと仕事を比較して、どちらかというと仕事優先の家庭には合っているかと思います。
そして、意外におすすめなのが3つ目の子供の予定に合わせる、というやり方です。
子どもの予定といっても色々あるとは思いますが、定期健診や予防接種で通院する予定もそれなりの頻度であります。
特に生まれたての時期はなおさら多いはずです。
で、病院は基本混んでいるので気を使いますし、体力も消耗します。
それなら、その通院の日は思い切って大人も休みにしてしまうというやり方は、合う人には合うでしょう。
通院するには基本的に病院の予約がいるので、前もって予定をたてやすいというメリットもあります。
というように、ここでは3つの休みの決め方を紹介しましたが、お子さんの成長や仕事事情を踏まえていろいろ試してみてもいいかもしれません。
もちろん、どれか一つではなくミックスでも良いかと思います。
まとめ
様々な家庭の事情もあるので、この記事の内容どおりにいかない家庭もいるはずです。
もっというと、他にベストな方法がある家庭もあるでしょう。
とはいえ、時間をつくるには今ある時間を効率的に使うか、マンパワーを増やして他人の時間を使わせてもらうしかありません。
フリーランスはせっかく誰にも雇われない自由な身なので、いろんな方法を試してより良い環境を探し続けることができます。
参考になる情報があれば、ぜひこの機会に生活のアップデートをしていただければと思います。