はじめに
こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。
2023年も終わろうとしています。
本年もありがとうございました。
というところなんですが、このブログは今年生まれました。
ちょうど一年間運営してきたので、これまで試行錯誤してきたことをまとめていこうかと。
今後同じようにブログを始めてみようかな、と考えている方に向けて、ざっくり良いも悪いも振り返っていきます。
毎日ブログ開始、そして撤退
冒頭お伝えしたように、今年の1月1日から「毎日ブログ開始します!」「最低1年間は続けます」と宣言してこのブログはスタートしています。
ちなみに、その1月1日の記事を含め、一部削除した記事はもう見ることはできません(笑)
記事を整理したときに、ワードプレスのゴミ箱に入れたのですが、そのまま何日間か放置しておいたら、ゴミ箱からも消去されてしまいました。
という愚痴は置いておいて、毎日ブログを続けていたのは5月半ばくらいまでなので、実質130日連続投稿くらいはしました。
なぜ止めたかというと。
そもそも毎日ブログを始めたときの目的は、Webで集客をすること。
つまり、ブログの内容を読んでいただき、そこから問い合わせをもらいお客様になっていただく、という動線を作りたかったんです。
なので、毎日書いてXやFacebookでリンクを流していました。
でも本当にそれでいいのか、という疑問はずっと拭うことはできず。
毎日ブログで成功している税理士の方々はいらっしゃいますが、その先人の方々がブログを開始したときと比べて、同じ戦略をとる競合の数も違いますし、SNSやSEOの状況も変わっています。
さらには、ChatGPTという「ブログ殺し」のようなツールも出てきましたし。
ということで、たった130日程度ですが、連続投稿を止めました。最低1年間という目標は儚くも散りました。
ですが、この選択に後悔はしていません。
その理由を次から書いていきます。
SNSで興味を引き、ブログで価値を提供する戦略
毎日ブログを投稿することを止めてからは、その分Xでの投稿に力を注ぎ始めました。
決してXに全振りではなくて、ブログとのバランスをとるようにした、というイメージです。
理由はシンプル。ブログを読んでもらうためです。
え、ブログを読んでもらうためにXを頑張るってどういうこと?、と思われる方もいらっしゃると思うのでその辺りのお話をしていきます。
結論から言ってしまうと、発信の種類を
- 興味を持ってもらえるフローメディア→SNS
- 価値があると思ってもらえるストックメディア→ブログ
に分けたということです。
フローメディアで興味を引く
特にXはタイムラインで情報が流れていきますが、その分人の目に留まる確率も高くなります。
つまり、投稿をすれば少なくとも何人かの人には自分の存在や主張を知ってもらうことができるわけです。
反対にブログはSEOで引っ掛かるか、Xで流したときにタイトルにしっかりとした引きがないと読まれることはありません。
もちろん、フォロワーがたくさんいればインプレッション数もあるので、ブログを読んでくれる人数も多くなるでしょう。
ですが、最初はフォロワーもそんなにいませんよね。
じゃあ、SEOでうまく引っ掛ける記事を書けるか、というと、税務で他の先生方以上に詳しい分野や特筆すべき関連スキルがあれば、記事の差別化ができてSEOでも戦えるとは思いますが、私の場合はそこまで自信があるものはなく。
この場合、どれだけ記事を量産したとしても、Googleなどの検索エンジンから読んでもらえる、ということはありません。
なので、まずは投稿した内容がダイレクトで表示されて、かつ、不特定多数の人が利用するXで自分の存在を知ってもらう必要があると考えました。
Xの投稿で興味を持っていただければブログへのリンクを踏んでもらえるので、ブログにあるプロフィール、メニュー、公式LINEのページなどをみてもらえる確率は高くなります。
ちなみに、この使い方の場合、Facebook使用はあまりおススメしません。
なぜなら、Facebookは基本的に友達しか表示されないので、情報の拡張性がないんですよね。
なので、多少の勇気は必要ですが、Xでの発信に重点を置きました。
ストックメディアで価値を提供する
先ほどお伝えしたとおり、Xは情報の拡張性はあるのですが、
- すぐに投稿が流れていく
- 一度に伝えられる情報量が少ない
- いろいろな価値観を持った人が集まってくる
という特徴があります。
なので、Xで興味を持ってくださった人達に対して、ゆっくり腰を据えて自分の専門性や人間性を見てもらう必要があると思いました。
専門性とは自分が仕事にしていること。
私でいえば税務や経営コンサルティングです。
人間性とは自分の価値観や人となり。
ざっくりいえばどんな人間かということです。
今の時代、どんな大手であっても、どんな有名人であっても仕事のクオリティが高いかどうかは関与してみないと分からないので、選ぶ基準にはなりにくいと考えています。
その代わり、どんなこだわりがある人間なのか、何を大切にしている人間なのか、で人は共感してくれて選んでくださる思うんですよね。
まさに何を買うかではなく誰から買うか、の時代だということです。
私の場合、自分と同じ境遇の、「子育てをしながらフリーランスで頑張っている事業者さん」を応援したいので、フリーランスとしての働き方や子育て世代としての意見を記事にしています。
一応お伝えしておきますが、SEOが難しくなったからといって、SEOを全く無視しているわけではありません。
実際、数打てば当たるで、このブログの記事も何個かは検索エンジンからの流入が定期的にあります。
SEOを気にしつつ、気にし過ぎて書きたい記事を書けない、というくらいの温度感が適当かなと思います。
大事なのはフローとストックのバランス
肝心なのは、フローメディアとストックメディア、どちらもバランスよく力を入れる、ということです。
興味を持ってくれる方が少なければ記事が日の目をみるチャンスも少ないですし、記事だけ書いても興味を持ってくれる方がいなければ同じように日の目を見るチャンスはありません。
ちなみに、最近ブログの記事が少ないのは、専門性の税務の記事をnote中心に書いているからです。
危険なのは、ストックメディアがからっぽなのにフローメディアだけに力を入れることです。
これをやってしまうと、商品が空っぽのお店にお客様を誘導することになるので、逆に失望されてしまうリスクがあります。
確かに、Xのほうが文章は短くて済むし、イイねは付くのでやり易い部分はありますが、それだけに偏らないようにしましょう。
そして、長文のブログまで見てくださった方であれば、多少なりとも自分に価値があるとか、面白いと感じてもらえているということです。
ここでこれ以上の情報がないのは逆に失礼なので、もっとファンになってもらえるように私の場合は公式LINEへのご登録を提案しています。
LINEのいい所は、実際に事業者さんから生の質問をもらえることです。
生の質問は登録者が本当にいま困っていることなので、ブログやツイートのネタに転換することができますし、ニーズがあると分かっているので、クオリティの高い発信をすることができます。
おわりに
今回はブログ記事なので、ブログ運営をメインに書いてきました。
ですが、Xであれ、noteであれ、メルマガであれ、ブログであれ、自分から何かを発信することは責任が伴う分、財産になると感じています。
自分が商品であるフリーランスは特に、です。
そして、今回お話したように、私はSNSとブログをミックスする戦略をとっていますが、それも人によって向き不向きがあると思います。
Xだけで人気を集められるようなユーモアやセンスがある人も確かにいるので。
いずれにしろ、来年2024年もいろんな方法を試すと思います。
また来年の年末にフィードバック記事が書けるように進化していきます。