【note】フリーランスのお金と暮らしの話

甘えがちなフリーランスが生き残る方法

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こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。

起業したら誰でも”今”頑張らなきゃいけないときって、あると思います。

”今”必死こいて努力しておかないと後々後悔することが分かっているようなときです。

でも、そういう状況であっても頑張れない場合があるのが、人間の弱いところだと思います。

いや、この記事をご覧になっていただいている皆さんのなかには、そういったことは皆無だ、頑張ろうと思ったら100%の力を発揮できる方もいらっしゃるかもしれませんね。

私はどちらかというと弱いほうの人間だと自己分析しています。

どこかに変な余裕があると、その余裕が尽きるまで頑張ることが難しい人間で、同じような方は一定の割合でいらっしゃるかと。

たとえば、起業したてで今軌道に載せるために頑張らないといけないのに、変に勤務時代の貯金がありその貯金が尽きるまでやる気が起こらないようなケースです。

こういう人間が陥る一番怖いケースは、本当は余裕がじゅうぶんではない場合です。

その場合、いま余裕だと思っていても、一年後、数年後蓋を開けてみたら家計は火の車で、家族関係はぎくしゃくしていて、仕事も楽しくない、という事態になりかねません

とはいえ現実問題として、それも頭の片隅では分かっているけれども頑張れないこともあると思います。

そこで、この記事では余裕がじゅうぶんではない場合のリスクと、それを回避するための対策をお伝えしていきます。

目次

甘えがち人間が陥る問題

余裕にすぐ甘えがちなフリーランスが陥りる問題は2種類あります。

簡単に言ってしまうと、

  • お金の問題
  • メンタルの問題

があります。

お金の問題

先ほどの例でお話したように、少しでもお金の貯えがあったらそれに甘えてしまって頑張れない、という性格の人は、本当にその貯えがじゅうぶんなのかをはっきりさせておく必要があります。

で、フリーランスはお金の問題を考えるときに、事業の損益だけをみるのではなくて、家計の損益を同時にみることが重要になってきます。

こちらの記事でもお伝えしているように、事業と家計の資金繰りはセットで考えなければいけません。


特にフリーランスは自分が動かなければ生活費に使える予算は生まれないので、次に紹介する順番で資金繰りの点検をしておきましょう。

フリーランスは従業員がいないぶん、自分自身の生活費のみ考えればいいので雇用している会社と比べると簡単に点検できます。

  • 家計資金の見える化
  • 事業資金の見える化
  • 家計資金と事業資金の連携

この一連の手続きをやってみて、家計が赤字の場合、現状の貯えをとその赤字で割り算して、あと何か月お金が持ちそうか確認していただければと思います。

やり方は上の参考記事をご参照ください。

ちなみに、貯金がゼロになったら自己破産なので、そうなる前の最低限の余白は残して計算していただければと思います。

メンタルの問題

余裕があると、場合によってはメンタルに支障をきたすこともあります。

どういうことかというと、余裕に甘えてなかなか行動に移せず成果が出ない場合、自己嫌悪に陥る可能性がある、ということです。

特に、何かに挑戦しているときは、余裕という善と、自己嫌悪という悪は表裏一体の関係にあるのかなと思います。

で、自己嫌悪に陥って、最終的にはうつ状態になってしまう前に、余裕からくる惰性、その惰性からくる自己嫌悪の負のループから抜け出さないといけません

やらなきゃわかっているのにできていない状態というのはしんどいものです。

特に、真面目な人間ほどそういう状況の自分を追い詰めるように考えることもあるかと。

この点で個人的にもっと怖いのは、やらなきゃいけないことを他人に言われることです。

学校の宿題をやらなきゃいけないと思っていざやろうとした瞬間に、親から「宿題まだなの?」と言われてイライラした経験は多くの人のあるあるかと思います。

要は、自分が気づいている自分の欠点を他人から指摘されるのは非常にストレスを感じるということです。

そのストレスが自己嫌悪を助長させることにも繋がります。

なので、他人から指摘される前に、先ほどもお伝えした負のループから抜け出す必要があるのです。

甘えから抜け出す方法

では具体的にどうやったら抜け出せるか。

これに関しては私が実践している2つの方法を紹介していきます。

方法①:他人の力を借りる

要は、「あなたヤバいですよ。」と発破をかけてくれる人の存在を頼りにするということです。

でも、ここで重要なのは人選です。

ストイックな人間からすると、甘えがちな人間側が生意気を言っていると思われるかもしれませんが、ここを外してしまうと余計なストレスだけが残る可能性があります。

少なくとも自分に対して発破をかけてくれる正当性がある、と思える人じゃないといけません。

自分に共感してくれるだけではなく、その人自身が、自分が頑張ろうと思ってもできていないことを実行できている人ではないと意味がないです。

甘えがちな人間側が「あなたに言われる筋合いはない」と感じてしまったらイライラするだけですし、行動が前進しないので人選は非常に大切です。

じゃあ、そんな人をどうやって見つければいいのか、というと。

もちろん、知り合いや先輩で候補者がいれば、その人を頼ってみるはありだと思います。

ただ、特にフリーランスは、「既存の人間関係に頼らずにやっていきたい」という方は多いと思いますので、その場合は新たな候補者を探す必要があります。

私がおススメするのはX(Twitter)です

「え、SNSで探したら怪しい人に引っかかりそう」と不安に思うかもしれませんが、実際にその可能性はあります。

そのいっぽうで、地道に自分の専門分野や世の中に対する問題提起、もっというとプライベートまで発信している方は結構多い印象です。

もちろん、リアルで会って雰囲気を掴むのも新しい人間関係をつくる上で大切ですが、リアルだとその人に対してどういう価値観を持っているか直接聞きづらいこともあると思います。

なので、先ほども言ったように、SNSで自らそういった価値観を発信している人を見つけてフォローして、その人が書いているブログやnoteをみていただいたほうが、よっぽど価値観のミスマッチはなくなります

こちらも地道に候補者を追いかけて行き、この人になら相談してみたい、と思う方を見つけましょう。

ちなみに、Facebookは結局友達の友達など、既存の人脈以外の人と出会うのがなかなか難しいシステムなので、どちらかというとあまりおススメしません。

方法②:長期的ライフプランを書き出す

2つ目の方法は、先ほど紹介したお金の問題と通ずるところがあります。

要は、事業と家計はセットなので、いつ、だれに、どれくらいのお金が必要になるのかというライフプランをしっかり立てるということです。

具体的には、縦軸に実現したいことやライフイベント、横軸に自分の年齢を書いて、何がどの時点で起きうるのかを俯瞰してみると、自分に対して発破をかけることができます

もっというと、自分の年齢だけではなく、家族や親族の年齢も横軸に書いてみてください。

そうすると、結婚、出産、受験、入学、就職、転職、介護、などなど、自分の人生に待ち構えているライフイベントを網羅的に点検することができるので。

アウトプットしたものを定期的に振り返ってペースメーカー的に使うのもいいのですが、もしそれを忘れてしまっても、数か月数年後にみたときに、全然できていないことに気がついて火が付くこともあります。

順番的には、方法②を試した後に、それでも自力では無理、他人から受ける強制力が必要ということであれば方法①に移ると、本当の自分の底力を知ることはできるでしょう。

最初からスタートダッシュを決めたい方は、方法①と②を同時並行で進めてもいいかもしれません。

まとめ

今回お伝えしたのは、特にモチベーションの部分におけるフリーランスの欠点とその回避策ともいえます。

具体的な回避策としては、

  • 他人の力を借りる(新しい強制力を味方につける)
  • 長期的なライフプランを書き出す

です。

まだまだ私も試行錯誤中なので、より良い方法が見つかれば、またアップデートしてお伝えしていきます。

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