「水曜どうでしょう」で辛い時期を乗り越えた話

2023年3月25日2023年5月14日

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週末は雑記を書いていますが、今回はいつにも増してラフなお話です。

「水曜どうでしょう」との出会い

まずは「水曜どうでしょう」を知らない方向けに簡単に紹介していきます。

「水曜どうでしょう」ってなに？

「水曜どうでしょう」は北海道のローカルバラエティー番組です。
放送開始自体は1990年代後半という、ある程度歴史がある番組で、いまは不定期に新企画が放送されています。

ちなみに、今でも主に深夜の時間帯に全国で再放送されています。

出演者は大泉洋さんと鈴木貴之さん。
大泉洋さんが全国で有名になるきっかけとなった番組でもあります。
ですので、大泉洋さんをググって番組の存在を知る方も多いのではないかと思います。

そして、鈴木貴之さんは、大泉洋さんが所属する事務所の代表で、大泉洋さんを芸能界に引っ張り上げた張本人です。
この人がいなかったら大泉洋さんがここまで有名になることはなかったとも言われています。

番組の内容的には、先ほどの出演者２人とディレクター２人が、様々な企画を通じて日本や世界を旅するのが基本形です。
ただ、一応企画はあるのですが、カチッとした台本がないので、企画がいきなり変わったり、トラブルが起こったりします。

そんな旅の記録をホームビデオ感覚で撮影して、テレビ用に編集し放送しているような番組です。

ですので、今風に表現すると、ちょっと派手なVlogです。
一般的なバラエティー番組よりも、だいぶ力が抜けています。

お世話になったのは一番勉強して働いた時期

番組自体を初めてみたのは、修士論文と税理士試験に必死になっていた大学院時代です。
その頃からあまりテレビはみない主義なのですが、たまたまテレビでながら見をしていたら、一発ではまってしまいました。

おそらく、この時期は人生で一番長い時間勉強していたので、息抜きにピッタリだったのだと思います。
というのも、１回の放送が30分の番組なので、そこまで時間が食われることもないからです（中毒になって止まらなくなったら大変ですが）。

そういった意味で人生で一番働いていた新卒時代にもお世話になりました。
新卒時代は、はじめて住む場所で知り合いもおらず、かつ、かなり長時間労働だったので、笑いを求めていたのだと思います。

いまでもたまにに関東ローカルで再放送しているのをみています。

少し話はそれますが、このように、何か辛い時期には心の拠り所となるような娯楽を準備しておいたほうがいいかもしれません。

言い換えれば精神的な緊急避難場所です。
メンタルがやられてしまった後では手遅れなので。

「水曜どうでしょう」の良いところ

個人的に評論するのはあまり得意ではないので、なぜはまったのか、ということを感想程度でお話していきます。

私が思うのは、企画ではなく人で笑わせてくれるということです。
出演者の人間性が色濃く出ているのがこの番組の特徴であり、それにはまったのだと思います。

そういった意味で、企画は同じでも違う人が出演していたら、はまっていたかは微妙です。
面白い、面白くないは関係なく、出演者が変わると面白さの種類が変わってハマる人も変わるのではないか、ということを言っています。

そして何より、手軽に楽しめるということが忙しい時期の救いとなった理由でもあります。

先ほどお伝えしたとおり、この番組は１話30分で、DVDでCMが省かれているともっと短くなります。だからこそ、隙間時間で見やすいという特徴があります。

これが映画や海外ドラマだとそうもいきません。
こういった類のものは映画だと２時間、海外ドラマだと１時間弱はかかります。くわえて、内容重視なので集中してみる必要があります。

このように比較してみると、「水曜どうでしょう」はもはやラジオ感覚で楽しめます。
壮大な景色やアクションをウリにしていないので画面をみる必要がないのです（全くないわけではありませんが）。

実際、新卒時代は一度みた内容をリピートするときは、音声だけを聞きながら通勤したりしていました。
時間に追われている時期にピッタリの娯楽といえます。

また、今でも全国に根強いファンがいることでも有名です。
ですので、あまり親しくない人と会話が、この番組が共通の話題となって盛り上がることもあります。

完全に蛇足ですが、「水曜どうでしょう」のファンに悪い人はいないそうです。本当かどうかは知りませんが。
とはいうものの、私もいまパッと自分の周りで同じくファンの人の顔を思い浮かべると、いまでも付き合いのある方が多い気がします。