こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。
成果を上げたいなら行動しろ、という金言は自己啓発書や意識の高いSNSアカウントでよく見ます。
これは間違っていなくて、何かしらの行動をしないと成果が出ないのは確かなのですが、盲目的に行動することだけに満足してしまっては意味がありません。
行動の結果、成果が出てなんぼ、ですし、成果が上がらなければ行動のモチベーションは継続しないですよね。
少なくとも私はそうです。
成果が出てなんぼ、をサッカーで例えるなら、90分間ピッチ上を走り回ったり、パスを回したりするいった行動を継続していていも、ゴールという成果を上げなければ試合には勝てないのと同じです。
このブログも同じことがいえます。
質も量もどちも兼ね備えた素晴らしい記事を何個も書けたとしても、それをリリースして世の中の人から反応をもらえなければやっている意味がありません。
ただ、世の中には行動することだけに満足してしまう習慣がたくさんあるのではないかと思います。
その代表例が会議です。
みんなで何かを話し合う、という行動をすることに満足してしまい、その会議で成し遂げたい成果が実現しないということは誰しもが経験したことがあるのではないでしょうか。
でも、このような習慣がクセになってしまうと停滞するどころか、逆に後退してしまいます。
特に、私のような独立して一匹狼の場合は、使えるリソースがたくさんあるわけではないので、成果を達成する行動をしないと食べていけません。
そこで、自分のためにも、どんな行動を起こせば成果に繋がるのか、繋がりやすくなるのか、ということをまとめていきたいと思います。
本を読んだり、人からアドバイスをいただいたりして、私自身が実践していることや、現状できていないけどこうあるべきと考えていることお伝えしていきます。
成果を決める
至極当然のことですが、何を成し遂げるのかということはハッキリさせておかないと行動の良し悪しは評価できません。
サッカーならボールを相手のゴールに入れることが成果です。
それを実現するために90分走り回ってるわけですよね。
辛い練習も、結果的に点を獲って勝利するという目的があるから継続できるのはいうまでもなく。
これに関しては仕事も全く同じで、まず最初に何を成果とするのかを決めなければいけません。
たとえば、顧客を獲得した、新たな取引先を見つけて契約した、という売上に直結する成果でもいいですし、新商品を開発した、新しい社員を雇用したといった売上に間接的に繋がる成果でも問題ありません。
とにかく、いまの行動してどんな成果を得たいのかを設定する必要があります。
個人的に問題なのは、ときに得たい成果を見失うことがある、ということです。
この現象は、ひとつの成果に対して継続した行動をとるときに起きがちです。
毎日早起きしたり、毎日ブログを書いたり、毎日筋トレをしたり、こういった半ばルーティン化しているものは、途中でどんな成果を求めていたのかが分からなくなってしまう可能性が高いと思っています。
お察しのとおり、まさに手段が目的化している状態ですね。
こうならないように常に成果の中身を意識することが重要です。
そして、何より大切なのは、成果を明確にする理由です。
この理由とは、この項の冒頭でもお伝えしましたが、行動を良し悪しを評価するためです。
頑張って続けた行動で想定していた成果が出れば成功ですし、出なければ失敗と評価することができます。
より細かくいうと、成果が出た、出ないで、同じ行動を続けていけばいいのか、ちょっと変えたほうが良いのか、大幅に変えたおうがいいのか、を考えることができるのが最大のメリットです。
非常にシンプルですが、ここをストイックに評価してPDCAを回していくことが成果への近道なのではないかと思っています。
時間を決める
何をするにしろ、使うのは時間とお金です。
ただ、お金がどれだけあるのかは平等ではありません。
親が裕福で手持ち資金1億円で起業できる人もいれば、特にそういったものはなく手持ち資金100万円で起業する人もいます。
いっぽうで、時間だけはどんな人間であっても平等に割り当てられています。
だれかの1日は12時間で、だれかの1日は24時間、ていうことはないですよね。
時間だけは平等なので、手持ちの資金が少ない人が時間を無駄にするということは避けなければいけません。
そこで、行動をする時間を可能な限り効率化していく必要があります。
私も含めてよくある落とし穴は、行動する時間を守れないということです。
より具体的にいうと、XX時からはじめようと思っていたのに始められない、だとか、XXをする時間が想定より長引いてしまってXXができなかった、ということは、ほとんど方は経験したことがあると思います。
こういう場合に障壁になっているのは、行動の始めにくさと終わりにくさです。
始めにくさの対処方法でいうと、長い時間をとるのではなく、短い時間ではじめてみるのがオススメです。
よく言われるのは「とりあえず15分」というアイコトバ。
何かしなければいけないことがあるけれども、重い腰が上がらないときには、とりあえず15分やると決めて作業に取り掛かってみるという、一種のテクニックですね。
15分という時間は、集中力も持続しやすいですし、15分で足りなければそのままおかわりをしてもいいので時間管理がしやすいです。
あとは、15分というひとつの区切りが決まっているので、終わりやすいというのもあります。
終わりにくさの対処方法になるということです。
あともうひとつ、成果を出す期限を決めるという意味も、この項のタイトルには含まれています。
というのも、その行動でいつまでにどんな成果を出すのかということは、前項の成果の中身とともに、行動の良し悪しを評価する重要な指標になるからです。
この指標は、然るべきタイミングで行動を見直すきっかけになります。
記録する
成果が出る行動を起こすコツとして最後に紹介するのは、適時適切に行動を記録に残すということです。
具体的には、どんな行動をどれくらい起こして、どれだけの期間継続した結果、どのような成果が出たのかを記録していきます。
これをやる理由は、人間は基本的に忘れる生き物だからです。
うまくいったことは覚えているかもしれませんが、数々の失敗はあまり覚えていないですし、思い出したくないものもあるでしょう。
でも、そういった失敗こそ記録に残しておくべきです。
というのも、その失敗を二度と繰り返さないように有効活用することができるからです。
そうすることで、無駄な行動をすることがなくなるので、失敗すればするほど時間とお金を効率的に使えるようになります。
ちなみに、この記録のつける期間は様々あっていいと思います。
毎日記録をつけるのでもいいですし、毎週、毎月、毎年と、それぞれスパンが違えば記録の表し方は違ってくるはずなので、どれがしっくりくるか試してみてもいいかもしれません。
毎日の記録ならホワイトボードや手帳、それより長ければExcelやアプリで管理する、という工夫もできますし。
あとは、できればその記録を他人に見せる習慣があれば、なお実行性が上がるかと思います。
他人に見られるプレッシャーがあれば、自分の行動にも良い意味でプレッシャーをかけることができます。
その他人からフィードバックを貰えればプレッシャーのレベルは上がりますが、これは関係性に影響があったり、逆にモチベーションが下がる事態にもなりかねないので、ケースバイケースかと思います。
まとめ
以上、今回は成果が出る行動にはどんなポイントがあるのか、ということをお話ししてきました。
まとめると次の方になります。
- 行動した先の成果を決める
- 行動する時間を決める
- 行動を記録する