【note】フリーランスが生き抜く知恵

中小企業が知るべきメガバンクとの向き合い方

  • URLをコピーしました!

こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。

基本的に、一般的な街の中小企業で、メガバンクから融資を受けている会社はあまり多くはありません。

ただ稀に、昔からの付き合いや、社長の個人的な関係でメガバンクと取引している中小企業も実際にはあります。


私が最近お聞きするのは、取引のあるメガバンクが昔と比べて懇意にしてくれなくなったように感じるというお悩みです。

たとえば、昔に比べて訪問頻度が少なくなった、とか、昔は積極的に融資を勧めてきたのに今は投資商品の紹介しかない、という声が聞かれます。

中小企業の経営者としては、メガバンクから見放されているのではないか、と心配になることもあるかもしれません。

そこで今回は、中小企業がとるべきメガバンクと付き合い方をお話ししていきます。

目次

メガバンクのネームバリューは必要?

メガバンクは、基本的に大企業を顧客のターゲットにしているため、中小企業が融資を受けることは少ないというのが一般的な常識です。

しかしながら、会社の規模が大きかった時代からの付き合いや、経営者の個人的な資産運用の関係でメガバンクと取引している中小企業があります。

問題は、このような中小企業が、メガバンクとの付き合い方で陥りがちな罠があることです。

具体的に何かというと、メガバンクのネームバリューへの依存です。

確かに、一般的に、メガバンクは地方銀行や信用金庫と比べて融資の審査が厳しいと言われています。

そのため、その審査を通ってメガバンクから融資を受けている、ということは会社の業績が良いということなので、誇れる実績でしょう。

ただ、ネームバリューに固執するのはあまりお勧めしません。

というのも、金融機関のネームバリューで資金繰りが良くなることはないからです。

ネームバリューではなく、借りたいときに助けてくれる関係性のある金融機関が必要なはずです。


また、メガバンクは地方銀行や信用金庫と比べて融資の金利が低い傾向があるため、この低い金利があるからメガバンクと付き合いたいという意向をもつ経営者の方もいらっしゃいます。

これも同じで、固定費である支払利息を減らそうとすることは間違ってはいませんが、この低金利の時代では、金利はさほど問題ではなく、必要な額を必要な期間借りられることを優先すべきです。


つまり、根本的に資金繰りの問題を解決するために必要なのは、満足いく資金調達をであり、金融機関のネームバリューは二の次三の次でよいということです。

なぜメガバンクは中小企業を遠ざけるのか?

今お話したネームバリューの話は、どちらかというと、借りる側(中小企業側)からの視点でした。

ここからは、貸す側(金融機関側)の視点で、中小企業への融資をどのように考えているかをお話ししていきます。

ノルマ達成がだいじ

一般的に、金融機関の担当者にはノルマがあります。

特に、メガバンクは規模が大きく、それだけ大きな利益を効率的に稼がなければいけないので、達成すべきノルマも大きくなります。

なので、メガバンクはなるべく金額の大きい融資を狙っています。

対して、地方銀行や信用金庫はメガバンクほど高収益体質でなければいけない財務構造にはなっていません。

たとえばですが、メガバンクの担当者のノルマが10億円の貸し出しで、信用金庫の担当者のノルマが1億円の貸し出しである場合を想定します。

このとき、中小企業が1,000万円の融資を申し込むと、前者のノルマの1%に貢献し、後者のノルマの10%に貢献することになりますよね。

各担当者からみれば、よりノルマ達成への貢献度合いが高い企業とお付き合いしたいはずです。

だからこそ、メガバンクは、経済活動の規模が大きく融資口が大きい大企業を相手にし、地方銀行や信用金庫は中小企業を相手にしています。

目的が違う

また、そもそもメガバンクである銀行と、とりわけ中小企業を相手にする信用金庫とでは事業の目的が違います。

具体的にいうと、銀行の事業は営利目的(利益を稼ぐこと)ですが、信用金庫は地域社会の活性化が目的(利益を稼ぐことではない)だということです。

ここでポイントになるのは、中小企業の事業はどちらの目的により直接的に貢献するのかという視点です。

言うまでもなく後者ですよね。

なぜなら、中小企業は事業で稼いだお金を納税という形で地域に還元しながら、地域の雇用を生んでいるからです。

対して、メガバンクの利益に貢献するような大型のM&Aなどは活発には行わないはずです。

そういう意味で、中小企業と付き合うことが事業の目的に合っているのは、メガバンクではなく信用金庫だということになります。

ちなみに、同じ銀行でもメガバンクより地方銀行のほうが地域性が強く、中小企業への融資はより積極的な姿勢であるといえます。

年商別に金融機関を選ぼう

したがって、各金融機関の特徴を理解したうえで、親身になってくれる金融機関とうまく関係性を築いていくことが重要になります。

では、メガバンクがどれくらいの規模の企業を対象にしているか。

この点については、これといった明確な基準はありませんが、年商数十億円以上の企業が主要顧客といえるでしょう。

ですので、年商10億円未満の企業は地方銀行や信用金庫と取引することをお勧めします。

地方銀行と信用金庫との使い分けとしては、より年商が小さければ小さくなるほど信用金庫(または信用組合)との関係性を重視したほうがいいでしょう。

仮に現時点で、融資の取引がメガバンクしかない場合は、地方銀行や信用金庫との取引を始められないか検討してみてください

というのも、これからもずっとメガバンクが懇意にしてくれるとは限らないからです。

業績が良かった頃はメガバンクの担当者が訪問に来ていたけれども、今となってはだいぶ疎遠になったという話もよく聞きます。

自社に親身になってくれる金融機関を早く見つけて、関係性を築いていきたいものです。

まとめ

今回は中小企業のメガバンクとの付き合い方についてお伝えしました。

それぞれの金融機関の特徴を理解し、身の丈にあった金融機関とお付き合いすることが財務戦略の重要なポイントになります。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

シェアはこちらから!
  • URLをコピーしました!
目次