【note】フリーランスのお金と暮らしの話

経営者の過去→現在と現在→未来の思考整理

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経営者によって、過去を振り返る時間が足りていない方、未来を予測する時間が足りていない方、もしくは両方が足りていない方、それぞれいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、あらゆる時間軸で物事を考える重要性を考えていきます。

いろんな時間
目次

思考整理の時間軸

冒頭にお伝えした、「過去を振り返る時間」と「未来を予測する時間」は、PDCAサイクルでいうと、「過去を振り返る時間」はC(Check=評価)、「未来を予測する時間」はP(Plan=計画)ともいえます。

ここからは、それぞれの時間の大切さを、具体例とともにみていきます。

過去→現在の思考整理

たとえば、業績全般のことに目を向ける場合、過去に立てた業績予測が実際どうなったのか、ということを振り返り、その理由をはっきりさせることが重要です。

というのも、自分が立てていた仮説が正しかったのか、どこが間違っていたのか、が分かることによって、結果である数字の正当性を確認することができるからです。ここでいう結果である数字とは、まさに決算書や試算表で表される経営数字です。

たまに、今後の業績予測は立てているけれども、これまでの業績評価をする時間はあまりとれていない、という経営者の方がいらっしゃいます。

とはいうものの、過去→現在の振り返りがなかったら、業績予測の経験値は蓄積されないことになります。
さらには、今後の予測のベースとなる数字は、過去から現在までの実績の数字であるはずです。

ですので、結果として出てきている数字の正当性を理解することがポイントになります。

参考情報にはなりますが、業績予測の立て方についてはこちらの別記事をご参照ください。

現在→未来の思考整理

いまの業績予測の話でいうと、これからの業績を具体的な数字で予測するのは、1年先か、やっても2年から3年先であることがほとんどかと思います。

確かに、このように具体的な数字で予測できる範囲での予測も大切ですが、もっと俯瞰的に未来をみることも重要です。

俯瞰的に、というのは、より広い視野と時間で未来を考えるということです。たとえば、5年後に会社がどういう事業をしていて、どのようなお客様がいて、従業員が何人いて、経営者である社長は会社とどのように関わっているか、というような未来を考える、ということです。

このように俯瞰的に未来を予測するのは、経営者のモチベーションアップのためでもあります。

どうしても、思考が未来に向いている場合であっても、目の前の現実的な未来までしか考える余裕がないことのほうが多いのではないのでしょうか。そうすると、モチベーションが上がるような柔軟な思考にはなりにくいです。

実際に私が経営者の方とお話するときは、勇退されるときの会社の状況や勇退後に何をしたいか、ということまでお聞きしています。2~3年後のことは社内会議などで話す機会はあるとは思いますが、いわゆる出口戦略は話しづらいものです。

経営者の方は、立場上関わる人間の数が多いとはいえ、このようなことを話せるような間柄の人間関係は少ないのかもしれません。

思考整理のコツ

このように、経営を過去→現在と現在→未来の両面から考える大切さは分かってはいるものの、実際にできるかというと難しい部分もあるのではないかと思います。かく言う私もそうです。

ですので、私の場合は、そのための時間と人を確保しています。

時間はそのとおりで、毎週日曜の午前中の何時から、というようにスケジュールに組み込んでいます。スケジュールに組み込んでしまうことで優先順位を意図的に上げているということです。むしろ、それくらいしないと継続できません。

先ほど話した業績に関する過去→現在のことなら、顧問税理士さんから月次報告を受けるタイミングで時間をとってもいいでしょう。なぜなら、月次の試算表は過去(実績)の数字が記載されているからです。

この点で、報告を受けて終わり、ではなく、先ほどお伝えしたようにその数字の正当性に対して自分なりの解釈をつけることがポイントになります。

次に、人というのは、思考の角度を変えてくれる人のことを指します。

たとえばではありますが、過去から自社の売上は順調に伸びていて、自分自身ではそこに関して特に問題を感じていなかったときに、「競合他社と比べてどうか」という新しい角度で切り込んでくれる相手がいる、ということです。

もし、競合他社が苦戦していたら、たまたま自社がよかっただけで将来的に右肩上がりが続く状況は見込めない、ということに気付くかもしれませんし、他社にはない自社の強みを発見するきっかけにもなるかもしれません。

いずれにしろ、このように盲目的な視点を意図的に発見できる機会を設けることをおすすめします。

まとめ

今回は、過去→現在と現在→未来の両面から思考整理をする大切さとポイントをお伝えしました。

会社経営をどういう視点で考えたらいいのか、ということに迷っている方がいらっしゃればその参考になれば幸いです。

◆編集後記

昨日は片道2時間かけて千葉まで小松菜ハイボールを飲みに。
ずっとZoomではじめてリアルで対面出来た方もいていい時間でした。

◆家トレ日記

休み

◆ 1day1new

グリーン券買ったのに乗り間違え

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