【note】フリーランスのお金と暮らしの話

根本的な経営課題を見つけるための思考術

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私もいま取り組んでいることが、問題の根本的な解決につながっているのか、毎日不安を抱きながら頑張っています。

経営とは違い、雪山では「深み」にはまると命取りです。
目次

対症療法的な対策になっていないか

対症療法的な対策とは?

対症療法の意味は、インターネット上の情報ですが、

①病気の原因をのぞくのでなく、あらわれた症状に応じてする治療法
②物事の目前の状況に応じた処理のしかた

だそうです。

(ちなみに、私もいままで対処療法「タイショリョウホウ」だと勘違いしていました。)

例えば、小さな子供と散歩しているときにその子供がつまずいたとします。
このとき、「ちゃんと前を見て歩きなさい」と、注意したくなる場面はありませんか?

重要なのは、前を向いて歩くことを意識させると、再びつまずく事態を避けられるのか、ということです。
もちろん、その子供の単なる不注意の可能性もあります。

一方で、そもそも足が痛かったり、道路自体に出っ張りがあったりする可能性もあります。
仮にそうであった場合、前を向いて歩くように促すことは根本的な問題の解決になりません。

このケースでは、「前を向いて歩くように注意する」ことが対症療法的な対策ということです。

経営で対症療法的な対策をしていないか?


経営者さんのお話を伺っていて、問題の解決に向けて前進していない、若しくは、コストだけが無駄になっている場合は、目の前の問題に対して対症療法的な対策になっているケースが多いです。

例えば、このようなお話です。

社内コミュニケーション促進のためにチャットツールを導入したが使われていない

社員の離職を防ぐために多めに賞与を出したいが資金は大丈夫か

今まで理念がなかったので、理念を作ったほうが良いと思っている


ちなみに、念のため書き添えておきますが、対症療法的な対策をする経営者さんを批判するつもりは毛頭ありません。
一経営者である私もそうです。
経営者に限らず、問題を抱える当事者は余裕がないため、物事を深堀し、俯瞰的にみることは難しいと考えています。
したがって、私の場合は、師や仲間に定期的に相談に乗っていただくようにしています。

本質的な問題への深堀りイメージ

本質的な問題へのアプローチは、上記でご紹介した経営者さんの声のうち最初の例でいうと、

・どうして社員のコミュニケーションが必要なのか?
・今どのような問題があるのか?
・コミュニケーションを促進してどうなりたいのか?
・なぜ社員はコミュニケーションをとりたがらないのか?
・時間がないのか?仲が悪いのか?

といった要領です。
この問いを繰り返していくと、もしかしたら、コロナ禍でリモートワークになり、お互いの顔を知らないため話しかけづらい、という問題が見えてくるかもしれません。
その場合、チャットツールを導入しても、顔は見えないままなので、あまり効果は見込めません。

本質的な問題へのアプローチのコツは、顕在化している問題に対処するのでははく、どうして、なぜ、を繰り返していくことです。
水面下の見えない潜在的な問題を探しに行くイメージです。

経営計画書は本質的な問題へのアプローチのきっかけになる

経営計画書は、理念策定やSWOT分析を通じて、対外・対内的な観点から自社や経営者のの本質を探る作業です。

もし、
・経営者には様々なアイデアがある一方で、一貫性がなくまとまりがない
・儲かりそうな商売や商品があればすぐに飛びつくが、長続きせず、結果的に失敗することが多い
・具体的な戦略がないため、将来を見通したときに組織の中に不安が漂い、業務がマンネリ化している

といった、問題を深堀りするアプローチが必要な事象が思い当れば、経営計画書は有効な手段だと考えます。

まとめ

今回のまとめは、

経営が前進している実感がなかったら、「なぜ」と「どうして」を繰り返して問題の本質を探る

です。
毎日には難しいと思いますが、定期的に意識されることをおススメします。

◆編集後記

年末大掃除したつもりが、唯一、自分の書斎だけ手を付けていなかったことに、いま気づきました。
しかも家族からの指摘で。

◆家トレ日記

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