計画を立てるときに、方法論ばかりに目が言ってしまい、
その目的への意識が薄くなってしまうことがあります。
その注意点を、自分への言い聞かせも込めて書いてみました。

フレームワークはやり方
経営計画書では、会社の理想の姿を実現するため戦略を立てます。
戦略とは、どこで戦のか、という、
総合的、マクロ的、俯瞰的な視点からの計画です。
その戦略を社内や社外の人間の共通言語になるように、数値化、言語化したものが経営計画になります。
そして、戦略を立てるためのフレームワーク(枠組み)はいくつもあります。
代表的なものとしては、以下のようなフレームワークがあります。
- SWOT分析:
Strength(強み)、Weakness(弱み)、Opportunities(機会)、Threat(脅威)の4観点から事業を外側・内側の両面から分析 - PEST分析:
Politics(政治)、Economy(経済)、Society(社会)、Technology(技術)の4観点から外部環境を分析 - 3C分析:
Customer(市場・顧客)、Company(自社)、Competitor(競合)3観点から外部環境と内部環境を分析 - ファイブフォース分析:
売り手、新規参入業者、買い手、代替品、競争業者の5つの観点で業界を分析
これらのフレームワークは、経営者やコンサルタントの方であれば、ご存知ですし、
大学の経済学や経営学の講義で習ったことがある方もいらっしゃるかと思います。
フレームワークに当てはめながら戦略を練ると、アイデアが出てきやすかったり、
考え方がまとまったりします。
言うなれば、フレームワークは「やり方」です。
若しくは、このフレームワークを実際に用いていなくても、日々同じような観点で物事を見ていらっしゃるはずです。
ただ、今日お伝えしたいのは、
フレームワークを用いた「やり方」が重要ということではありません。
何のために戦略を立てるのか
このように、経営計画で用いられるフレームワークは、自分の会社や、その商品やサービス、業界に意識を向けています。
そして、その過程では、どのような戦略を練れば商品が売れるのか、という思考になる傾向があります。
また、お客様について考えるとき、どのような層でどんな嗜好をもつ人がいるのか、という視点になります。
何が言いたいのかというと、
結果的にお客様にどうなってもらいたいのか、
という意識が抜けがちになる、ということです。
なぜこの意識を重要視しているかというと、
自社の商品やサービスを買っていただくのは、顧客であり、お客様だからです。
だからこそ、お客様にどういう影響を与え、どういう変化を起こすのか、
を明確にイメージしながら戦略を練ることが重要だと考えています。
つまり、
どのような戦略を練るかという「やり方」を考えるときには、
同時に、なぜ戦略を練るのかという「目的」を意識する
ということです。
この考え方を取り入れると、結果的に売上に繋がりますし、最も近道なのではないかと考えています。
だからこそ理念を言語化する
理念策定メソッドを師事している先生方からは、
理念を言語化する際には、
自分の行動を原因として、相手にどういう影響を与えるのか
という「原因と結果」「状態と行動」を行き来しながら考えると、思考が深くなると教えていただいています。
これは、
ミッション(目的)、ビジョン(目標)、バリュー(価値観)すべてにおいて共通します。
そうすると、周りの方々に共感されて応援される言葉が出来上がります。
ですので、経営計画の作成においては、まず理念を言語化することから始めています。
私の中で、理念を言語化することは、戦略を練るための基礎固めである、という位置づけです。
念のため書き添えておくと、
「理念」にこだわる必要はありません。
単純なメモ書きでもいいのです。
要は、相手に価値を与える戦略を練るという目的を明確にするプロセスが重要ということです。
まとめ
今回は、戦略策定に取り掛かるときに、同時に意識したい目的のお話をしました。
まとめると、
ということです。
どちらかが欠けてしまえば、
内容が薄いか、熱量がないか、の実現可能性の低い、
「絵にかいた餅」になってしまう可能性が高くなります。
◆編集後記
今日は大阪出張です。
東海道新幹線のS Work車両でブログを執筆しています。
常にWi-Fiを機にしながら作業していますが、
新幹線のFree Wi-Fiが心もとないです。
楽天モバイルのテザリングのほうが安定しています。
◆家トレ日記
BOOST ATHRETES
【やれば分かる8回の腕立て伏せ / 驚きの効果!!】胸を大きくする最強の大胸筋トレーニング
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◆ 1day1new
カップヌードル辛麵
(やっぱりトムヤムクンが一番)
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