こんにちは、島田(@mshimada_tax)です。
私は普段から、ブログ、メルマガ、Twitterで情報発信をしています。
もちろん、情報発信をはじめるにあたって様々な方の発信スタイルを研究しましたし、今も現在進行形で研究して改善を繰り返しています。
ただ、個人的には、情報発信はこの時代においてビジネスをするにあたってはマストではないかと。
なぜなら、これだけ商品サービスがありふれている世の中なので、それが良いのは当たり前であり、どんな人間が売っているのかということが見込客の買う・買わないの判断基準になるからです。
ということで、情報発信はしていかなければいけないのですが、「こういう情報を発信をしましょう」とか「こういうツールを使いましょう」というノウハウは、詳しい方が発信してくださっています。
いっぽうで、「こういう情報は発信したらダメ」とか「こういうツールの使い方はおかしい」という、やってはいけないこと、はそんなに出回っていない、というのが印象としてあります。
そこで、この記事では後者のやってはいけないこと、に焦点を当てて解説していきます。
私の経験則でお話するものもあれば、いろんな人の発信を参考にして紹介するものもありますので、実用的な内容になっているかと思います。
してはいけない発信3つ
ここから具体的に発信でしてはいけないこと、をお伝えしていくわけですが、これらは全てのメディアに当てはまるものです。
要は、オウンドメディアと呼ばれるブログ、ホームページ、メルマガだけでなくTwitterやFacebookといったSNSの運用でも共通する話なので、何らかの情報発信をするときには常に念頭においておくことをおススメします。
集客をしてはいけない
この見出しは矛盾しています。
なぜなら、ビジネスにおける情報発信の目的のほとんどは集客だからです。
でも、集客はしたらダメなんです。
YouTubeの動画再生の前に始まる広告、Twitterのプロモ―ションと書かれた広告、色々な形態の広告があると思いますが、集客が透けてみる発信をした瞬間に、広告と同類になってしまいます。
まあ、広告が万人から受け入れられる性質であればいいのですが、実際のところ、ネットサーフィンやSNSを楽しんでいるときに広告が目に入ってきたら、ネガティブな印象を受ける人がほとんどかと。
ですので、広告(集客)とみなされない情報発信の仕方が重要になります。
ただし、年々受け手の集客に対するアンテナは敏感になってきています。
というのも、時代が進むほど集客目的の広告のテクニックは高度になるけれども、受け手も段々それに慣れて怪しい情報を見抜くようになり、またそれをかいくぐるためにテクニックで工夫して、といったことが繰り返され、受け手の目が肥えてきているからです。
厳しい言い方をすれば、表面上は広告やプロモーションのくくりではなくても、それに似た情報発信をすれば受け手は集客臭を敏感に嗅ぎ取ってしまいます。
分かりやすい例でいうと、「オンラインでこんなに人が集まってくれて盛り上がりました!」と、Zoomのスクショを張り付けているようなSNSの投稿を見たことがあるかと。
よく考えるまでもないですが、このほとんどは投稿者が自分自身の人気をアピールする広告です。
そんな発信していると、ある程度の情報リテラシーを持ち合わせている人であれば、集客臭を嗅ぎ取って離れていってしまいます。
なので、直接的な表現で集客するのは論外であるのはもちろんのこと、間接的な表現であっても今の時代は易々と広告だとバレてしまうということです。
むしろ、集客臭が無意識的に出てしまっていないかを注意する、くらいの意識が必要かもしれません。
自分を偽ってはいけない
このタイトルが裏を返せば身の丈に合った発信をする、ということです。
内容的に嘘を含んだ発信をしてはいけないのはもちろんですが、自分の内面を偽ろうとするのも良くありません。
自分の内面を偽るとは、PV数やインプレッション数を稼ぐために、普段は使わない言葉を使う、というようなことです。
普段は「キモい」と言わないのに、自分を大きく見せようとして、そういった刺激的な表現を連発する発信の仕方だと思っていただければ。
もっとも、刺激的な言葉を使うことで多少はバズったりすることもあるかもしれませんが、一過性ですし、意図したターゲット層に届いているかということを考えると得策ではありません。
何より、バズッたあと、受け手はそれと同等かそれ以上の刺激を求めるようになるので、発信する本人が段々と追い詰められてしまいます。
まさに嘘が嘘を呼ぶ状態です。
自分でも収拾がつかな状態になってしまっては手遅れです。
ただ、逆に小さく縮こまる発信も意味のない発信になってしまいます。
大きく見せるとは逆で、自分の意見を言わなかったり、属人性のない発信であったりしたら、受け手の心には響きません。
具体的にいうと、ある投稿に対して、「共感します」とか「素晴らしい」ですね、だけで終わらせるのではなく、共感する理由や自分なりのエピソードがあると、深みのある発信ができます。
そういった深みがあるからファンができるわけです。
大きく見せすぎても、小さく縮こまりすぎても空っぽな情報発信になってしまうので、バランスが大切なのですが、このバランス感覚を体得するためには経験をこなすしかありません。
私も絶賛修行中です。
ネガティブキャンペーンをしてはいけない
3つ目のタイトルの意味は、自分の発信で自分の首を絞めるようなことはしてはいけない、ということです。
発信は不特定多数から見られるものなので、負のイメ―ジがついてしまうと、それが一気に拡大してしまいます。
その要因のひとつが人の悪口。
特にTwitterはつぶやきなので、不満や愚痴をこぼしたくなるのも分かりますが、それらを口にしている人には積極的に仕事を依頼したいとは思われないはずです。
たとえばよく見かけるのはクライアントへのクレームをSNSに上げる行為。
こういったものを世の中に公開してしまうと、「そういうクライアントがいる、ということは他にもトラブルがあるのかな」とか、「その人もそういう人間なんじゃないのかな」と思われてしまいます。
そして、類は友を呼ぶ、ということわざがあるとおり、クライアントへのクレームを発信していると、同じような傾向があるクライアントが集まってきてしまいます。
ですので、本来自分が付き合いたい人をわざと遠ざけていることにもなるんですね。
クレームをいうのであれば相手に直接伝えたほうが早いですし、親切です。
言われている側の立場からすると、面と向かって言われるより陰口を言われるほうがよっぽど心象が悪くなります。
ビジネス用に発信しているのであれば、実名で運用しているはずなのでそのダメージはさらに大きいです。
あとは、直接的に自分自身のことをネガティブキャンペーンをするのも要注意です。
たとえば、プライベートでこんな嫌なことがあったとか、私はこんな不幸な人生を歩んでます、といった内容の発信です。
これも先ほどのクライアントへのクレームと同じで、調子が良い人と悪い人のどちらに仕事の依頼がくるかといわれれば、調子が良い人に依頼が集まるので、仕事を遠ざけていることになります。
ネガティブな話題は、記憶に残りやすくネタにもしやすいですが、安易に頼らないようにしましょう。
慣れが必要
してはいけないことを守るにも、それなりの経験が必要になります。
それは、既に身についてしまっているから、ということもありますが、してはいけないことを禁止すると発信する内容がなくなってしまう、という理由もあります。
というのも、してはいけない発信に慣れている人達は、その発信が思考の型になっているので、型をいきなり変えても発信する内容が思いつかないんですね。
ですので、なるべく早くその型から脱却する必要があります。
そのためには、毎日発信するしか実力をつける方法はありませんし、それが一番近道です。
まとめ
今回お伝えした内容を意識するだけでも、その他大勢の情報発信と”良い意味で”差別化できるかと思います。
是非トライしてみていただければ嬉しいです。
してはいけない情報発信3選
- 集客をしてはいけない
広告とみなされない工夫が必要 - 自分を偽ってはいけない
等身大の自分の意見が伝わる発信が必要 - ネガティブキャンペーンをしてはいけない
付き合いたくない人を近寄らせない発信が必要