両方とも専門家ではないですが、
普段、経営者の方と面談している身として、自分なりに理解は深めておこうかと思い整理してみました。
それぞれの定義を確認
大前提として、私はコーチングの専門家でも、ティーチングの専門家でもありません。
コーチングに触れることはあります。
それは人からセッションを受ける側としてです。
ただ、専門的に学んだ経験や、例えば国際コーチング連盟の認定資格はありません。
また、教員免許を持っているわけではなく、ティーチング=教える専門性も持ち合わせていません。
したがって、いまからお話する内容は正解ではなく、あくまで私の理解である点にご留意いただければと思います。
コーチングとは?
一般社団法人国際コーチング連盟のWebサイトでは以下のような説明があります。
コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通して、クライアントが自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くことです。
対話を重ね、クライアントに柔軟な思考と行動を促し、ゴールに向けて支援するコーチとクライアントとのパートナーシップを意味します。
また、このような説明をしているWebサイトもあります。
コーチングを「目標達成に必要な知識、スキル、ツールが何であるかを棚卸しし、それをテーラーメイド(個別対応)で備えさせるプロセスである」と定義しています。
つまり、コーチングとは「自発的行動を促進するコミュニケーション」です。
これらから、コーチングは「関係性の構築」そのものだ、という理解をしました。
そして、相手の思考を刺激し続け、その相手が自発的な思考や行動を促すような関係を作ることが特徴である考えています。
ティーチングとは?
次に、ティーチングの定義です。こちらもあるWebサイトの引用です。
指導者が知識やスキルを教えることを指します。ティーチングで教える側と教わる側には上下関係があり、指導を通じて答えを示す一方向のコミュニケーションが基本です。
その他にも調べてみましたが、ティーチングは「情報の伝達」だという理解に至りました。
「情報の伝達」なので、基本的に、発信者から受信者に情報が移動する事象を意味するという解釈です。
両者の違いを野球で例えてみる
コーチングとティーチングの違いを考えいると、野球のイメージにたどり着きました。
ここからは、説明の便宜上、コーチングやティーチングをする側を「話し手」、逆にされる側を「受け手」と表現します。
コーチングはピッチャーとバッターの関係
コーチングを野球に置き換えると、
話し手がピッチャー、受け手がバッター、というイメージが浮かびます。
どういうことかというと、
ピッチャーである話し手が、ボールを様々な球種で、かつ、緩急をつけてボールを投げ、
バッターである受け手がその球種やスピードを見極めてバットを振る、
ということに似ているではないか、ということです。
ボールがバッターの思考を刺激するものそのものであり、バッターが脳内で球を見極める行為は、柔軟な思考と行動に直結します。
そして、バッターである受け手が振ったバットからホームランが出れば、それはその受け手にとっての大きな成果である、といえます。
ティーチングはピッチャーとキャッチャーの関係
次に、ティーチングを野球に置き換えたらどうなるか。
私のイメージは、
話し手がピッチャー、受け手がキャッチャー、というイメージが湧いてきます。
これもどういうことか説明します。
簡潔に言えば、情報というボールをキャッチャーがキャッチするイメージと似ている、ということです。
ティーチングは「情報の伝達」なので、受け手は漏らさずにその情報を受け止めなければいけません。
もし、キャッチャーがボールを取りこぼしていたら、試合ではあっという間に負けてしまいます。
ましてや、キャッチャーはボールをとったあと、ボールを遠くに遠投することはありません。
したがって、話し手が如何に正確なボール=情報を投げて、受け手が確実にキャッチすることが求められるのがティーチングなのではないかと考えています。
使い分ける場面
ビジネスで使う場面を考えると、
正確な情報や知識を伝える必要がある場面ではティーチング、
それ以外の場面ではコーチングになるのではないかと思っています。
まずは前者のティーチングを使う場面から。
ここで意味する情報や知識というのは、例えば法律、ニュース、ルールや評価です。
これらを伝えるときは、情報や知識自体はもちろんのこと、受け取り方の正確性も重要になります。
だからこそ、ティーチングの要素が重要になるのではないかということです。
次に、後者のコーチングを使う場面。
情報や知識以外で話し手が発するのは、質問や意見です。
ちなみに、意見は正解である必要はありません。あくまで一意見なので。
こういった質問や意見は、それをぶつけてみて受け手がどういう反応をとるかで成果が変わるため、コーチングに分類できそうだということです。
まとめ
専門性はないとはいいつつ、普段からその場面に応じて、バランスよくコーチングとティーチングを使い分けていきたいものです。
・コーチングはピッチャーとバッターの関係
・ティーチングはピッチャーとキャッチャーの関係
◆編集後記
昨日は久しぶりに雨の日の外出。
心なしか人もまばらでした。
◆家トレ日記
逆立ち腕立て10回×3セット
◆ 1day1new
電車でvimio
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