朝は「未来」に投資し、午後は「今」に取り組む

仕事は二種類ある

朝は「未来」に投資する理由

午後は「今」に取り組む理由

「未来」の仕事とは

「今」の仕事とは

2023年2月26日2023年5月13日

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一日24時間というルールのなかで、パフォーマンスを最大限にする工夫が必要です。

その工夫の仕方は人それぞれかと思いますが、今回は仕事を「未来」と「今」に分けて考える方法をお伝えしていきます。

第一領域や第二領域といった言葉もありますが、もっとシンプルに、取り組むべき仕事を「未来」の仕事と、「今」の仕事とに分けて考えていきます。

「未来」の仕事とは、将来への種まきです。
私でいえば、まずはこのブログ。

このブログは、投稿したからといって、今日や数週間後に仕事の依頼が来るものではありません。

極端な話、「今」読まれなくてもいいのです。
将来的に、誰かがいつか読んでくださって、経営課題の解決のお役にたったり、生き方の参考になったりすればいいと思っています。
強がりではなく、本当です。

なぜなら、私自身がたくさんの先人の方達の過去のブログを読んできて、あり方や考え方を取り入れてきた経験があるからです。

また、自社のアクションプラン（行動計画）を立てることも「未来」の仕事です。
私は毎週日曜の午前中に、今後の6か月のアクションプランを見直す時間を強制的に設けています。

アクションプランはExcelで作っています。
縦軸にやること、横軸に時間軸をとります。
イメージは以下のとおり。

実際には、まず、アクションプランを数十分くらいかけて見直し、EvernoteのToDo一覧を更新し、Googleカレンダーの各日の予定表に翌週やるべきことを落とし込んでいます。

「今」の仕事とは、まさに今やる義務があるものです。
私でいえば、顧問契約を結んでいるクライアントとの面談や資料作成がメインです。

イメージ的には、作業的な仕事が多くなります。
具体的には、クライアントからご提供いただく試算表からキャッシュフロー計画表を作ったり、クライアントに出していただいた戦略アイデアを整理したりしています。

あとは、既に開催が決まっているセミナーの準備。
台本を書いたり、スライドを仕込んだりしています。

自社の経理といったバックオフィス業務も「今」やるべき仕事に分類しています。

未来を考える時間は、「今」の仕事に邪魔されないことがポイントです。
なぜなら、「今」やらなくてもいいこと、敢えて、「今」やっているからです。

ですので、「今」の仕事に追われない環境づくりの工夫が必要になってきます。

まずは、外的環境面の整備です。
特に重要なのは、外からの横やりをシャットアウトすること。
たとえば、メールや電話の受信通知。私の経験上、それらのほとんどは、「今」の仕事に関わるお知らせです。

だからこそ、通知や電話が鳴らない時間に「未来」の仕事をするのが適しているといえます。

また、内的環境面を整えることも大切です。
ここでいう内的とは、自分自身の脳環境を指しています。

何がいいたのかというと、思考がクリアになっている状態、逆説的にいえば「今」の仕事で脳内のメモリがいっぱいになっていない状態が「未来」の仕事を考えるには最適だということです。

そういう意味で、朝は作業途中になっている仕事が少なく、思考がクリアになっている時間帯です。

特にあさイチだと、たとえ前の日の夜中まで作業していたとしても、一回寝て起きればある程度思考がリセットされているので、繁忙期でも「未来」の仕事を考えられる貴重な時間帯だといえるでしょう。

業績目標
（数値で表現できるもの）

行動目標
（完遂すべき仕事）

具体的なアクションプラン
（目標達成のための具体的な行動）

以下、アクションプラン…

個人的な性格もありますが、午後はどちらかというと時間感覚が緩やかになってきます。
そして、緩やかになり過ぎて、無駄な時間を過ごしてしまうことも。

だからこそ、何か目の前を仕事に追われる環境を作っています。
極端にいえば、「やらなければ約束を破ってしまう絶対にしなければいけないこと」を午後のメインにしています。

結果的に、実際は期限が迫っている資料を作ることが多くなります。
手を動かす作業（PC作業）です。

そういう意味で、午後に「未来」の仕事をするのは難しいという側面があります。
どういうことかというと、考える時間が多い「未来」の仕事を午後に持ってくると、眠気との戦いになりがち、ということです。

そういう時間帯に、ゼロイチのような発想は生まれにくいのではないかというのが個人的な感覚としてあります。

以上の理由で、午後は「今」の仕事をする時間帯に適しているのではないかと考えています。