個人的に、「やる気」という抽象度の高いものは信用していません。
ですので、普段は「やる気」に頼らない仕事の取り組み方をしています。
念のため申し添えておきますが、仕事観が関係してくる点は、賛否両論がある前提でお話してきます。
仕事に「やる気」を求めるのは間違い?
ということで、改めて、「やる気」の意味をググってみました。
・進んで何事かをしようという気持。意欲。
・そうしたいと思う心。積極的にやろうとする意志。また、自ら進んで望むこと。
・種々の動機の中からある一つの目標を選んで意志が積極的、能動的に働くこと。
・心の中の欲念。
などの検索結果が出てきます。
そしてこれらを突き詰めることはどういうことかを考えてみました。
言い換えると、より自ら進んで、より積極的に、より能動的に、より欲深く物事に取り組むということの具体的なイメージです。
極端な話、このように取り組めるのは、熱中し中毒性のあるものだけかもしれません。
たとえば、部活とか、YouTubeとか、ゲームとか、海外ドラマとか、です。というのも、そこに時間を投下しようとすることに対して、余計な意図や目的があまり介在せず、それをすること自体が目的となっているからです。
要するに、究極の「やる気」が出るのは、熱中したり、中毒になっていたりするもの、だということです。
この点、仕事をすることには、お金を稼いだり、自己実現をしたり、社会的承認欲求を満たしたりといった、明確な意図や目的があります(そうではなく純粋に熱中している方もいらっしゃるかと思いますが)。
ということは、裏を返して究極的な表現にすると、仕事はその意図や目的を果たすための手段、ということになります。
手段に対して「やる気」は出ませんよね。
結局、何が言いたいのかというと、仕事に「やる気」を求めるのはお門違いだということです。
そうはいっても、仕事は意図や目的を果たすために必要不可欠な取り組みなわけです。
だからこそ「やる気」に頼らずに仕事をする仕組みが必要だということになります。
「やる気」に頼らず機械的に起床する
「やる気」という、感情的で、抽象的な要素に頼らずに仕事を進めるようとするには、ある程度機械的な習慣が必要だと考えています。
私が実践しているその最たる例が、平日、休日関係なく、一定の時刻に起床しているということです。
機械のように毎日同時刻に起床し、機械のように仕事に取り掛かる、ということをしています。
機械のように動いて楽しいのか、と言われれば、楽しくはないです。
むしろそこに感情が入る余地がないように機械的に動いているので、楽しくないのも当然ではあります。
そして、そうまでしてでも得られるメリットがあるから習慣にしています。
たとえば、毎朝一定の時刻に起きる、というタスクさえ乗り越えれば、その日の仕事がはかどる確率が高くなるというメリットが挙げられます。
極端にいうと、「朝早く起きさえすればその日の仕事はクリア」と割り切っています。
単純な話ですが、朝早い時間帯で機械的に取り掛かることができれば、その日は時間に余裕をもって仕事をこなせるということです。
また、機械的に起床することは精神衛生的にも良い面があります。
なぜなら、朝起きるか、起きないか、の選択をいちいち考えなくてもいいからです。
そういう意味では、無駄な時間を削減できる効果もあります。
機械的に起床するために必要なこと
ありきたりな話になってしまいますが、やはり、体調を整えることは必須条件になってきます。
というのも、どんなに素晴らしいプログラミングがされているロボットでも、そのロボット自体がさび付いていたら正常に動作しないからです。
この点で、機械的に起床できる体調を維持するために、やっておいたほうがいいことは優先順位を上げて取り組み、やめたほうがいいことは優先順位を上げて対処する、ということが重要です。
やっておいたほうがいいことでいえば、7時間寝るとか、3食食べるとか、毎日運動やトレーニングするといった基本的な生活習慣です。
やめたほうがいいことでいえば、これらの反対ということになりますが、タバコや深酒は避けられるなら避けておいて損はありません。
また、機械的に起床するために機械に頼ることもアリです。
スマートフォンの睡眠時間の管理アプリでは、日々の睡眠状況をモニタリングしたり、就寝時間が近づくと通知が来るように設定したりすることができます。
要するに、体調という内的環境に気を配りながらツールを使って外的環境を整備することが、機械的に起床するためのコツだということです。
まとめ
仕事に「やる気」が出ないなら、出ないものだと割り切ってみるのもあり、ということをお伝えしました。
同じような考えの方がいれば、少しでも参考になれば幸いです。
◆編集後記
昨日は笑いあり、トラブルありのバリエーション豊かな一日でした。
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