【note】フリーランスのお金と暮らしの話

保証付融資と制度融資の違いと選ぶポイント

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同じような名前の融資や保証があるけど、いろいろな種類があって、何が違うのかが分からない、という声をお聞きすることがあります。

その原因のひとつとして、保証付融資と制度融資の両方で同じような制度があることが考えられます。

そこで今回は、保証付融資と制度融資の違いや融資を受けるにあたってのポイントを解説していきます。

ポイント整理に便利な付箋
目次

保証付融資と制度融資の違いとは?

結論からいってしまえば、保証付融資は、
・事業者(借りる人)
・金融機関(貸す人)
・信用保証協会(保証する人)

が絡む融資で、制度融資は、
・事業者(借りる人)
・金融機関(貸す人)
・信用保証協会(保証する人)
・自治体(借りやすい制度を作る人)

が絡む融資です。見ての通りその違いは、自治体(借りやすい制度を作る人)が登場するかしないか、の違いになります。

より具体的に理解するために、実際の東京都信用保証協会のサイトをみてみましょう。全部で3つの保証制度があります。

1つ目の「東京都制度」というのが、東京都の制度融資になります。サイトに記載されているとおり、東京都(借りやすい制度を作る人)、東京都信用保証協会(保証する人)、金融機関(貸す人)が登場する融資です。

2つ目の「協会制度」というのが、保証付融資です。ここには東京都といった自治体は登場しません。

3つ目の「区市町制度」というのが、各自治体の制度融資です。上で紹介した東京都信用保証協会のサイトでは、「各自治体にご確認ください」となっているので、渋谷区の例をみてみましょう。渋谷区が、事業者(借りる人)が負担する金利を補給してくれるような制度がありますね。

ここでもう一度、この3つの制度を最初に説明した保証付融資と制度融資の2つにわけると、2つ目が保証付融資で、1つ目と3つ目が制度融資、ということになります。

ですので、保証付融資も制度融資も、信用保証協会の融資が付いている、ということは変わらないのですが、そこに自治体独自の制度があるかないのかが違う、ということになります。

なお、信用保証協会付の融資がそもそも何なのか、ということに関してはこちらの別記事をご覧いただければと。
簡単に説明すると、万が一事業者(借りる人)が返せなくなったときに、信用保証協会が金融機関に対して代わりに返済してくれる保証が付いている融資をいいます。

選ぶポイント

このように、保証付融資や制度融資が混在していることによって、一見同じような融資であっても諸条件が違うことがあります。

たとえばコロナ借換融資。2023年4月現在で、コロナ禍で受けたゼロゼロ融資の返済負担を減らすための制度(いわゆるコロナ借換)がはじまっていますが、このコロナ借換についても、保証付融資と制度融資がそれぞれあります。

ですので、これから金融機関とコロナ借換融資の話をする場合には、どの融資や保証の制度を使うのか、ということを慎重に確かめながら進めることをおすすめします。

この点で、保証付融資と制度融資で、事業者(借りる人)にとってどんな違いがあり、何を注意しなければいけないのか、ということが気になるところかと思いますので、その辺りを説明していきます。

金利の違い

自治体が絡まない保証付融資では、基本的に金利は金融機関との交渉で決まります。つまり、あらかじめ決まっている利率はないということです。
対して、制度融資は固定の金利が決められている場合が多いです。

制度融資の金利が固定なのは、借りやすい制度を金融機関と作っていくために、自治体が金融機関へ融資のもととなるお金を預け入れているため、あらかじめ自治体と金融機関で金利を決めているからだと考えられます。

金融機関からしてみれば、自治体が融資の「お膳立て」をしてくれているので、別に金利を事業者と交渉できなくても問題はない、ということです。

では、どちらの金利がお得か、というと、それはケースバイケースになります。

というのも、一般的に、制度融資は自治体のバックアップがあるため、金利が低めに設定されていますが、保証付融資で金融機関との交渉がうまくいけばそれよりも低い金利で融資を受けれられる可能性はあるからです。

ですので、実際に融資を受ける際は、保証付融資で金融機関と利率を交渉しながら、使えそうな制度融資があればそれとの利率を比較すると良いでしょう。

融資限度額の違い

保証付融資と制度融資のそれぞれで使えそうな制度がある場合でも、融資限度額が違う可能性があることに注意が必要です。

ただし、いずれも信用保証協会から保証を受けることになるため、保証限度枠を気にしなければいけません。
というのは、信用保証協会が保証している融資の枠は無限にあるわけではないからです。

一般保証枠(無担保の場合)は8,000万円と言われていますが、実際は信用保証協会の判断で上下します。

指定金融機関の違い

制度融資は、各自治体が指定する金融機関しか取り扱っていないため、借りられる金融機関の数が絞られてしまいます。
特に、区や市町村の制度融資だとさらにその範囲が狭くなります。

実際に、同じ金融機関だけれども、支店によって取り扱っている制度融資が異なることがあります。

つまり、金融機関のどの支店とお付き合いがあるかで、制度融資が受けられるか、受けられないかが違ってくる可能性があるということです。

ですので、制度融資を受けるときには、事前に付き合いのある(口座のある)支店の担当者にその制度融資を取り扱っているか確かめてから検討に入ると良いでしょう。

まとめ

今回は、一見わかりづらい保証付融資と制度融資の違いと、融資を検討する場合のポイントをお伝えしました。
金融機関の担当者がどの融資を言っているのかわかりづらいこともあるので、よく確認しながら進めることが重要です。


◆編集後記

朝あったかくて起きやすくなりました。起床時間早めてもいいかも。

◆家トレ日記

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◆ 1day1new

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