こんにちは、島田(つぶやきはこちら)です。
2025年もあっという間に年末を迎えました。
記憶の新しいうちに、今年始めたこと、やめたこと、気づいたことをツラツラ書いていきたいと思います。
一言でいうと、土台が固まった年でした。
やりたいことというより、やるべきことが明確になった、というイメージです。
ほぼ回想録になりますが、税理士ってこんなこと考えているんだ、と少しでも面白がって読んでいただければ嬉しく思います。
歯科マーケティング部の設立
2025年の年初から、「歯科医院は院長先生が自ら情報発信してください」という情報発信を繰り返して来ました。
そのきっかけは、僕自身が情報発信をして人を集めた経験があったことと、院長先生と話していて、歯科医院は人を集める力が弱く、それによって無駄なコストを払っている事実に気づいたからです。
中身のないSNS運用代行、院長先生の意図や人柄と全く違うキラキラした広告、価格勝負になることが目に見えているPR、紹介料を払って採用できても数ヶ月で辞めてしまう採用代行などなど。
税理士として多種多様な歯科医院の財務諸表を見て、かつ院長先生に困り事をヒアリングした上で行き着いた問題提起でした。
机上の空論でなかったこともあり、共感していただく方がSNSをフォローしてくださったり、インスタライブに来てくださったりしたので、自分はこの分野で価値提供できると感じました。
そこで3月からは、歯科経営者向けのマーケティングオンラインサロン、「歯科マーケティング部」を設立。
こんなぽっと出の税理士のもとに、多い時で10名を超える歯科経営者、歯科衛生士さんが集まってくださいました。
この経験は間違いなく僕の人生の財産です。
どの先生も個性的でかつ魅力的で、何より、人間として尊敬する方々ばかりだったので、運営の立ち振る舞いや医療業界との関わり方に関しては、たくさん勉強させていただきました。
ただ、そんなオンラインサロンも今年の年末で終わりを迎えます。
せっかくなので、それに至った理由も書いていきたいと思います。
歯科マーケティング部の廃部
歯科マーケティング部の設立当初は、少人数ながらも熱量の高いメンバーが集まり、グループLINE内で毎日情報発信のタスクを宣言したり、相談事が飛び交ったりと、活気がありました。
ただ、徐々にその熱量は下がっていきました。
僕に再度盛り上げる術と人間力がなかったので、途中から情報提供型のオンラインサロンに切り替えることになります。
そこから数ヶ月間、情報提供型の運営を続けましたが、一方的なコミュニケーションを続けていくモチベーションが維持できませんでした。
そして何より、僕自身が歯科経営者ではないので、メンバーの方々に対して熱量と説得力のあるメッセージを送り続けられるバックグラウンドがなかったのも大きな障害になりました。
院長先生が自ら発信してくださいと言っていた建前上、院長先生の行動変容を起こす必要がありますが、それにはこの障害を乗り越えるしかなかったのです。
結局、今の自分にはこの障害を乗り越える能力と余裕がないと気づいたので、きっぱり歯科マーケティング部を廃部することに決めました。

合わせて、マーケティングのコンサルティングを単体で提供することもやめました。
今後のどんな支援をしていくのか
後悔しない出口戦略に向けて
マーケティングネタだけではなく、税理士として税務や財務に関する情報発信もしていたので、ありがたいことに税理士としての問い合わせをいただくこともありました。
合わせて、歯科マーケティング部のメンバーからも税理士として相談に乗ることもあったので、どんどん歯科経営に関わる税務や財務の困りごとは僕の中に蓄積されていきました。
なかでも医院の承継や廃業に関する相談を受けているときに感じたのは、出口戦略に対する危機感の薄さです。
ぶっちゃけ医院の開業時には税金はあまり問題になりません。
どちらかというと問題になるのは開業資金です。
でも、出口戦略は違います。
医院を残すのか残さないのか、残すなら誰に渡すのか、それは第三者なのか身内なのか、いつ引き継ぐのか、今と将来の財務状態はどうなのかで、相続税もしくは贈与税の対策は大きく変わってきます。
しかもその対策は短期では不可能です。
基本的に年単位でのプロジェクトになります。
それくらい準備期間がないと意図しない課税が起こることになるんです。
この事実に薄々気づいているようで、見て見ぬふりしている院長先生が多いのではないかと肌感覚では思います。
若い世代のために
何より僕が問題視するのは出口戦略でお金を払うことになるのは引き継ぐ若い世代もしくは、運営を続けていく医院本体になるという課税上の仕組みです。
長年利益が出て純資産が溜まっている医院を承継するならなおさら危機感を持つことをお勧めします。
それなのに、現経営者が自分はまだ元気だからと税金対策を先延ばしにしているので、もっとも課税リスクが低いタイミングでの承継を逃してしまっているケースがあるのも事実です。
今手続きを踏めば税金を抑えることができるのに、知らなかったがために将来無駄な課税を引き起こしてしまうことは避けなければいけません。
出口戦略における税金対策のすべてはタイミングなのです。
2026年もよろしくお願いします
実際のところ、一般的な税務顧問と承継はじめ出口戦略の税務は全く違います。
歯科に例えると、定期メンテナンスと口腔外科くらいの差があります。
どちらも大事なのですが、使う知識は変わってくるのです。
なので島田は知識も経験もアップデートし続けますし、いろんな支援をさせていただくなかで得たお役立ち情報を発信し続けます。
よりニッチな発信になってしまう可能性が高いですが、少しでも島田に興味関心を持っていただけるのなら、引き続き発信をフォローしていただけると大変嬉しく思います。
あと、来年はもっとオフライン(対面)で多くの方にお会いするつもりです。
SNSもいいですけど、やはりオフライン(対面)でしか得られることができない関係性があるので。
フットワーク軽く動いていきます。
最後に、繰り返しになりますが、2025年にオフラインでもオンラインでも、島田と接点を持っていただいた全ての方に感謝いたします。
この一年、皆様のおかげでたくさん成長させていただきました。
来年はもっと税理士としても、ビジネスパーソンとしても、父親・夫としてもレベルアップしていきます。

