【note】フリーランスのお金と暮らしの話

場面によってコーチングとティーチングを使い分ける

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普段のコンサルティングでは、その場面に応じてコーチングとティーチングを意識的に使い分けるようにしています。

今回は、どういう場合にどちらを使うのか、なぜ使い分けるのか、ということをお話ししていきます。

大阪中之島あたり
目次

コーチングとティーチングを簡単におさらい

まずは、コーチングとティーチングの定義について紹介している過去記事があったので紹介しておきます。

この過去記事でも、両者を使い分ける場面について少し言及していますが、今回はその辺りをもう少し深掘りしていきたいと思います。

一応、定義をおさらいしておくと、コーチングは「相手の思考を刺激して、自発的な行動を促すためのコミュニケーション」であり、ティーチングとは「物事を教えること」です。

ですので、コーチングでは双方向の対話が生まれるのに対して、ティーチングは一方通行の情報の伝達になります。ティーチングは学校や塾の授業を思い出していただだければ分かりやすいかと。

どちらかとコーチングのほうが聞き慣れない言葉で、体験したことがない方も多いのではないでしょうか。とはいいつつ、最近はコーチングの専門家やコーチングを事業にしている会社もあるため、徐々に認知度は上がってきていると思っています。

ここからは、あくでも個人的な意見です。コーチングは認定資格があるように、ある程度のスキルの基準はあります。
が、結局はその人の人間性によりけり、の部分がどうしてもあるのではないかと考えています。

なぜなら、先ほどお伝えしたとおり、コーチングは「コミュニケーション」だからです。人間とコミュニケーションをとるなら人間性が出ないわけがありません。

むしろ人間性がなかったらいま流行りのAIチャットボットと会話しているのと同じことになります。

とはいえ、最近のChatGPTのをはじめとしとた人工知能の進化をみれば、コーチングっぽいことができるAIはもうすぐそこまで来ているのかという感覚さえ覚えます。

使い分ける目的は効率化

コーチングとティーチングを使い分ける場面をお伝えする前に、使い分けをする目的をお伝えします。

結論から言うと、効率化が目的です。
ここでいう効率化とは、最小の負担で最大の成果を上げることを目指すこと、です。

また、負担もいろいろな種類があります。時間的な負担、金銭的な負担、精神的な負担、いろいろあるかと思いますが、それらの負担をなるべく最小限にすることが重要です。

そして、成果もいろいろあります。売上や利益が上がる、というような経済的な成果もあれば、やりたいことが見つかった・迷いがなくなった、といった非経済的な成果もあります。

これらのどの負担と成果の組み合わせであっても、効率化を追求することを大切にするようにしています。なぜなら、少なくとも私の場合は、それをお金をいただいて提供しているからです。

それぞれの使い分け

この効率化を実現するには、場面の状況に応じた適切な使い分けが必要です。

冒頭にご紹介した過去記事では、情報や知識を伝える場面ではティーチング、それ以外の場面ではコーチングといっていますが、今回は少し違った見方をしようかと思います。

まず、ティーチングは0→1で物事を習得する場面で役に立ちます。再度、学校や塾の授業を例に出しますが、跳び箱の跳び方とか、漢字の読み方を全く知らない0の状態から1にするには「教える」ことが必要ですよね。

0の状態で自発的な行動を促してもあまり意味がありません。無理やり、跳び箱の跳び方をどうやったら知ることができるか、をコーチングで考えさせて自発的な行動を促したとしても、跳び箱を跳べるようになるとは思えません。

むしろ、考える分時間が無駄になってしまいますし、自発的に見つけた方法が合っているとも限りません。下手をしたら怪我をする可能性だってあります。

ですので、0→1で物事を習得する場面ではティーチングが有効といえます。

対して、選択に迷っている場面ではコーチングが役に立ちます。例えば、転職しようかそのまま今の会社でキャリアアップしようかを迷っているケースです。

迷っているからこそ、思考を整理することで、時間的な負担や、その時間が長く続いていることによる精神的な負担を緩和してあげることができます。

もっというと、選択に迷っている場面ではコーチング以外に手段はないような気がします。なぜなら、絶対的な正解がないからです。相談される側も正解を知らないので、ティーチングは不可能といえます。

その正解がないなかで、行動を促すために脳内環境を整えるようなコミュニケーションをするコーチングが大切になってきます。

まとめ

今回は、私なりのコーチングとティーチングの使い分けをお伝えしてきました。
日常の生活でも使い分けられるかと思いますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

・使い分けるのは、効率化が目的
・ティーチングは0→1で物事を習得する場面で役立つ
・コーチングは選択に迷っている場面で役立つ


◆編集後記

大阪に来ましたが、昨日の夜はやよい軒。
今日も焼肉なので大阪フード食べずに帰るかもしれません。

◆家トレ日記

ちょっと懸垂
ちょっと腹筋

◆ 1day1new

アパホテル新大阪駅タワー


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